車両の概要と開発過程

↑シェイクダウンの様子。@エビスサーキット

 チームの2作目の車両(型式 evolition93/B)として1992年末に設計開始、1993年6月、シェイクダウンしました。以来、FIA公認のソーラーカーレース鈴鹿、オーストラリア大陸を3000km走破するワールド・ソーラーチャレンジ1993(ダーウイン→アデレード)をはじめ、国内外の多くのレースに出場しています。

 

↑走行テスト。@やまなしスポーツランド

車両の基本諸元

全長/全幅/全高

6000×2000×1000(mm)

ホイールベース

2200(mm)

トレッド

1400(mm)

車輪配置

前2輪 後2輪(駆動輪)

サスペンション

前/後 ダブルウィッシュボーン

ブレーキ

前 油圧ディスク/ 後 回生ブレーキ

タイヤ

14インチ(ブリヂストン・エコピア)

車体構成素材/構造

カーボン・コンポジット/モノコック

太陽電池

シリコン単結晶 総出力1275(W)

モーター

DCブラシレス 定格3.5(kW)

     

最高速度

バッテリー併用 120(km/h)

太陽電池65(km/h)


 この車両の最大の特徴は4輪をもつことである。デファレンシャルギアを備え、カーボンファイバーのドライブシャフトを介して後2輪を駆動するレイアウトは、サーキットでの高速コーナリングをめざし設計・開発した。カーボン・ケブラーとアルミ・ハニカムによる高剛性モノコック・シャシー、ドライバーを守るロールバー、前/後ダブルウィッシュボーン・サスペンションという組み合わせは、多くのソーラーカーがころがり抵抗を重視し駆動1輪の3輪車であるのと、趣を異にする。
 実際、ソーラーカーレース鈴鹿'93においては4分17秒222でポールポジションを獲得、翌年のソーラーカーレース鈴鹿'94では3分53秒台のコースレコードを狙ったものの、スプーンコーナー付近でスローダウンしたクルマに阻まれ達成できなかった。

 モーターから駆動輪へはチェーン・ドライブによる。1段が基本設計だが、1994年は2段階で減速した。モーターを効率の良い高回転域で使用するためだったが、5000〜7000r.p.m.の回転数では耐久性に問題が出た。減速比は1993年、1:7.27、1994年、1:14(秋田)、1:8.1(鈴鹿)、1995年、1:8.5である。

 ソーラーパネルはシャープ製、単結晶シリコンを使用している。バイパスダイオードをもち効率のデータもかなりよいのだが、重いのが欠点である。約20kgに達する。これを3系統とし開放電圧は208V、それぞれに京セラ製パワートラッカーを入れている。ソーラーパネルからの出力電圧が低いときは、パワートラッカーの効率が大きく低下するため、パワートラッカーをバイパスする回路と、満充電時に過充電をカットするためのスイッチを各系統ごとに入れている。


ご意見、ご感想、お問い合わせは こちら からどうぞ。
(お手数をおかけしますが、SPAM除けのため頭のXを削除して送信してください)

最初のページに戻る

Copyright (c) 1996-2004 LaughingSun Racing
All rights reserved.